適用、順応、コロナ上等②
1ヶ月の間、ただただ腕立て伏せをやっていたとします。
足なんか細いです。
おなか周りにもお肉が付いちゃったりして。
でも少なくともその人はすごい腕力で皆と差をつけます。
1ヶ月の間、ただただカポエイラの歌の翻訳をやっていたとします。
語彙が増えていきます。文法を覚えていきます。
練習はしていないのでおなか周りにお肉が付いちゃったりして(part2)。
でも少なくともその人は今まで意味も知らずに何となく皆で歌っていた歌の
意味が分かるようになっています。
1ヶ月の間、ただただ歌のレパートリーを増やしてきたとします。
するとその人はホーダで皆より積極的に歌を歌うようになります。
自分なりの得意なメドレーを作っちゃったりして。
カポエイラの中にあるDJの要素に気づきます。
腕力がアップしたことにより、基本の動きをすごく安定して出来るようになれば、それを見た周りの皆は筋トレの大切さに気付く。
僕も/私もあの感じが欲しい。
歌詞の意味を知っている人は歌に歌に自分の気持ちを乗せることができます。
発音や音程なんて二の次でかまいません。
周りの皆は、気持ちが込められた歌のもつ力を感じ取り、そこにグルーブ感が生まれる。
グルーブ感の中でのジョーゴが全く別次元の楽しさであり、それこそがカポエイラのホーダだと知ります。
俺/あたし、なんだかいつもの自分じゃないみたい。
普段、皆がジョーゴするために歌ってばっかりの先生がいます。
でもその日は珍しく生徒が歌を引き継いでくれた!
そのおかげで先生がジョーゴをします。
めったに見られない先生の動きを見て、
今まで習ってきたことが突然腑に落ちる。
あぁ、こうやって動けばよいのか!
おいら/アタイ、あのかっこいい技おぼえたい!
みな互いに感心し、はたまた悔しがり、ライバルの成長に焦る。
建設的な刺激を受ける。
いつかそうなる!でもそのためには動き続けなきゃ!
自分はカサカサ走り回るゴキブリよりも 、なめくじの方が嫌いです。
なぜかって?だってあいつら気付いたらそこにいるから!
成長も同じこと。
ウサギと亀でいえば、亀であるべき。
気づいたらゴールに着いているから!