リオからのお客さん。
この間、リオデジャネイロからカポエイリスタのお客さんが来ました。
仕事の関係でなんと白山の道場の隣駅の本郷に滞在とのこと。
彼はリオでアバダのカポエイラをやっていたのですが、
ここ数年は忙しくてカポエイラそのものから離れていたとのこと。
日本に来た記念に、カポエイラの練習に参加したいと連絡が来ました。
地球の反対側でカポエイラ復帰するとは思わなかったでしょうね。
白山の生徒さん達にはいい刺激になると思い、ぜひ来てもらいました。
どういう刺激かというと、まず、ブラジルを感じるという刺激、
そしてカポエイラをするブラジル人を目の当たりにするという刺激、
ブラジル人と一緒に歌い、ジョーゴするという刺激。
この異文化体験をしてもらいたかったのです。
でも、実はそれ以上に生徒たちに感じてもらいたかったのは、
ブラジル人、さらに言えばカリオカ(=リオっ子の意)特有の身のこなしでした。
これを見せたくて彼に来てもらったのが大きいです。
帯の色にかかわらず、彼らの身のこなしは日本人には簡単にまねできないものがあります。
それは必ずしも運動神経からくるものではなくて、精神的なところからくるものだと思います。
俺自身リオに住んでいて、だんだんと自分のジョーゴのスタイルが変わっていくのを感じました。
日本人の精神を“硬い鋼”だとしたら、ブラジル人のは“しなる青竹”。
この精神を日本の生徒たちには身に付けてほしいなあ。
次はリオで会おう、Canário(カナーリオ)。
