スポーツとは?芸術とは?④
前回に続き。
つまり、芸術といものが社会の中で居場所を得るのは、
それが社会に対して感動や喜びをもたらすからなんですね。
我々人間の世界に存在する芸術と呼ばれるものの全ては、
当然ながら人間達の間で産まれたもの。
つまり人間達の間にこそ存在できるんですよね。
だから人同士の繋がり無くして、そこには先生も生徒も存在し得ないという事です。
先日、我が師匠と兄弟弟子達でZOOMを介したオンラインレッスンをしました。
皆の表情を見たら一目瞭然でした。
面と向かってのレッスンと比べて、制約だらけであるはずのオンラインレッスン
であるにも関わらず、生徒たちの表情は輝いていました。
何より師匠の表情。
「喜び」そのものでした。
ハッとさせられました。
そして再認識させられました。
やっぱり人に喜びをもたらすものでなければ意味が無い。
いくら名前が大きくなろうが、偉そうなタイトルが付こうが、
他者を幸せな気持ちにしていないのであれば、何かが大きく間違っているのではないでしょうか?
芸術・スポーツに携わる者として、一指導者として、一人の人間として
何があってもそういう人間になってはいけないなと思いました。
人間が衣食住に不自由することなく生きていくうえで、必ずしも必要ではない
「芸術・スポーツ」。
それが必要とされるための条件、それについて考えさせてもらえた3か月でした。